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高森明勅
2018.8.8 12:01政治

ドイツ連邦共和国基本法

8月のゴー宣道場には樋口陽一編の
『解説・世界憲法集』を持ち込んだ。
 
但し、討議の中で実際に紹介したのは
ドイツの憲法(ドイツ連邦共和国基本法)だけ。
 
予め素人なりに各国の憲法を読み比べて、
「立憲主義的な縛り」という点では、
最も典型的な憲法と判断したからだ。
 
同憲法のような詳細な規定を、
直ちにわが国の憲法改正で取り入れるのは、
さすがに現実的ではないかも知れない。
 
しかし、立憲的な改憲の在り方を理解して貰うには、
十分に重要な資料になると考えた。
 
しかるに道場終了後、倉持麟太郎弁護士に
教えて貰ったところでは、以前、ある権威ある
憲法学者に意見を聴いたら、
 
「本当に立憲主義的に縛るなら、
ドイツの憲法のようなやり方になるかな」
 
と言われたらしい。
 
私の見立ても、まんざら的外れではなかったようだ。
高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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